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☆ 弾丸ツアー in バンコク~世界一な夜景の旅! ☆

第10章 チャオプラヤー ツーリスト ボート

ャオプラヤー川を南北に運航するエクスプレス ボートは、普通・急行・特急などが旗の色により区別されています。桟橋にも旗が立っており、船は同じ色の旗が立つ桟橋に停まります。このうち青い旗の特急が、観光客向けのツーリスト ボートです。バンコクではかつて運河が縦横無尽に走っていたので、水上交通が発達しており、エクスプレス ボート以外にも、クロスリバー ボートという渡し船や、ロングテイル ボートと呼ばれる水上タクシーがあります。また、バンコク中央部を東西に流れるセンセープ運河には、乗合の水上バスが走っています。いずれも川の上だから、渋滞知らずでとても便利。


Chao Phraya Tourist Boat, Bangkok

Café Mozuにて朝食

朝、目覚めるとさっそく朝食ビュッフェ会場のある、M階のカフェ モズ(Café Mozu)へ行きました。レバノン、インド、タイその他もろもろな多国籍レストランで、プールサイドにあります。カラフルな色使いの店内では、パンやピザを焼く石釜がごうごうと燃えさかっています。石釜の前にあるカウンターには、バゲットとかデニッシュとかワッフルとか、全然詳しくないのでわからないけど、そういったものが「これでもか!」とばかりに、並べられています。

石釜パン焼きコーナー 卵焼き嬢

料理の種類も豊富で、定番のハム、ソーセージ、ベーコンなどはその場で焼いてくれるし、かたまり肉を焼いたようなものや、炒め物もあります。目の前でオムレツや目玉焼きを作ってくれるコーナーもあり、ニョーボ河野はさっそく係のお姉さんに「サニーサイドアップ(片面焼き)でお願い」と頼んで、目玉焼きを焼いてもらっていました。サラダコーナーもあって、お好みの野菜やドレッシングをアレンジしてくれます。コーヒーは、テーブルに大きな保温ポットを持って来てくれるので、いちいち注ぎに行かずに好き放題飲むことができます。

サラダ嬢 食いすぎ

日本人から見ると少々「なんちゃって」な感じの握りずしや軍艦巻に、中華の点心などもあります。99種類もあるというドリンクが、おしゃれなサーバーに入って立ち並び、色とりどりのフルーツやスイーツが目を楽しませてくれます。ヨーグルトの種類も豊富で、氷で冷やされながら綺麗にライトアップされています。

ドリンクコーナー ヨーグルト&スイーツコーナー

昨日食べ過ぎたので、もう全然入らないと思っていたのですが、視覚効果やシズル効果によって、かなりの量を食べてしまいました。ちなみにシズル効果とは、音や臭いなど人間の五感を刺激することで購買意欲が増やされることを意味する流通用語。その効果のほどは、下にカフェ モズを紹介した動画のリンクを貼っていますので、どうぞご確認ください。

 〔 YouTube動画はこちら:Breakfast at poolside Cafe Mozu at lebua Bangkok 〕(音声が出て動画が新しいタブが開きます。)

その後、再び昨日のクラブラウンジに行き、しばらくのんびりと景色を眺めた後、部屋で仮眠をとりました。ニョーボ河野は、何やらノートパソコンで調べものをしている様子。


気持ちよく目が覚めると荷物をまとめ、Gフロアに降りてチェックアウトしました。荷物を預けたのであとでもう一度来るけど、これでホテルともお別れです。今回は時間の都合で一泊しか出来ませんでしたが、何泊もしたくなる快適なホテルでした。ただ気になる人にとっては、「場所がちょっと不便かな」という部分もあります。

初日よりも近道を行こうとホテルの裏口へ向かうと、何か偉い人の像が建っています。右手で袋を握りしめ、けわしい表情でこちらを指差していますが、タイ語しか書かれていないので何を責められているのかわかりません。裏口を一歩出ると、すぐに屋台が立ち並びトゥクトゥクの走り回る下町が広がっています。


◇ ツーリスト ボート ◇

今日は市内観光をするため、ツーリストボートで移動します。BTSサパーンタクシン駅のすぐ近くにあるサトーン桟橋まで歩き、一人40Bのチケットを購入して船に乗りました。桟橋にはそれぞれBTSのように固有の番号がつけられており、サトーンを基点として北側にはN、南側にはSが頭につきます。桟橋の近くでは、ルアー釣りをしている人がいるので川を見ると、水面が波立っていてナマズのような大きな魚が、信じられないほどの魚影の濃さで泳ぎ回っています。


 〔 YouTube動画はこちら:増水チャオプラヤー川にナマズうじゃうじゃ その1 〕(音声が出て動画が新しいタブが開きます。)


タイは仏教国なので、捕らえられた動物を放してやったり、エサをやったりすることが、徳を積む行為と考えられています。これは「タンブン」といって、例えばお寺への寄進や托鉢僧への喜捨など、善行を積み重ねることで、良き来世を迎えようという輪廻転生の考えです。そこで町のあちこちでは、魚や鳩に大量のエサをやる姿が見られます。寺院がいっぱいあるけど、鳩の糞害は大丈夫なのでしょうか。

さて、派手な色彩のツーリスト ボートに乗り込み、黄色とオレンジ色のシートに座ると、何か気分がうきうきとしてきます。席は結構混んでいて、出港するとまもなくおばちゃんが切符をもぎりに来ました。切符を渡されたおばちゃんは、金額の書かれた部分を2cmほどビリッと破いて返してくれます。どうやらここらでは、かつての日本の駅で見られたような改札鋏といったものは発達しなかったようです。

ルブア アット ステートタワー CATテレコムタワー

さて、タイでは車は日本と同じ左側通行ですが、川では右側通行で桟橋も右側にあります。右岸には先程まで泊まっていたルブア アット ステート タワーが建っています。さらに進むとCATテレコムタワーや、ロイヤルオーキッド シェラトン ホテル&タワーズが見えてきます。ロイヤルオーキッドの隣には、コンテナハウスのような形をしたリバーシティがあります。今夜はバンヤン ツリー バンコクというホテルの主催するディナークルーズに行くのですが、クルーズ船はこのリバーシティの桟橋から出港するので、午後7時にここに集合する予定です。

ロイヤル オーキッド リバーシティ

リバーシティを過ぎてしばらく行くと、ステートタワー似の高層ビルが見えてきました。これはバンコク リバーパーク コンドミニアムという、42階建てのマンションです。タイでは外国人が土地を所有することはできませんが、このようなマンションやコンドミニアムは取得可能です。何よりも固定資産税や相続税がないので、日本から不動産投資をしたり、移住する人々も増えています。

リバーパーク コンドミニアム ターティアン桟橋(N8)

ツーリスト ボートでは、外国人観光客向けに英語のアナウンスがあります。わかりにくい発音を何とか聞き取ってみると、「グランドパレス(王宮)は午後3時半には閉まるので、先に行くことをすすめます」とのこと。今日はまず大寝釈迦仏のあるワット・ポーに行く予定でしたが、先に王宮に行った方が良さそうです。そこで、ワット・ポー近くの「ターティアン(N8)」で降りずに、王宮の近くにある「ターチャン(N9)」という桟橋で降りることにしました。



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