特集! ウェディング in ハワイ
第17章 ガン・シューティング(後編) |
◇ M16 vs AK-47 ◇ 2挺のアサルトライフル東西対決です。アメリカ代表M16(民間用のAR-15)に、旧ソ連代表のいわゆるカラシニコフことAK-47。両アサルトライフルは、一番奥の少し広くなったところでの射撃となります。まずはM16です、ノーマルっぽいストックですが、銃身の短いカービンタイプでしょうか。M16は5..56mm弾を使用する小口径アサルトライフルで、開発したのはユージン・ストーナーです。彼は、当時フェアチャイルドという航空機会社の銃器開発部門、アーマライトの天才技術者でした。そのためアーマライトM16という名で呼ばれることもありますが、M16は後に製造権がコルト社に移管され、M14の後継としてアメリカ合衆国軍が正式ライフルに採用し、量産されました。なお、このような小口径ライフルの最大のメリットは、7.62mmライフルと比べて、ほぼ2倍の弾数を携行できる点だそうな。 |
M16 | 上段はH&K MP5とベレッタ CX-4 | AK-47 |
グアムでM16を撃った時は、.22LR(ロングライフル)弾だったので、全然迫力がありませんでしたが、今回はれっきとした.223Rem 5.56mm×45(もしくは5.56mm NATO弾)です。撃ってみた感じでは、.22LRの時とは比べ物にならないものの、反動が小さく比較的撃ちやすいという印象です。でもその割には今ひとつ当たらないなあ・・。さて、次はM16のライバルであるAK-47です。ロシア人銃器設計者、ミハイル・カラシニコフが開発し、1947年に旧ソ連軍が制式採用したアサルトライフルで、7.62mm×39弾を使用します。史上最も大量に生産された小銃として有名で、その数は1億挺以上とも言われています。少々の泥や砂、雪などは問題としない堅牢性と、操作や分解整備が容易で部品の入手も簡単なことから、あらゆる紛争地帯の老若男女が使用しており、ニュース映像で見かけることも少なくありません。 |
M16を撃つ! | AK-47を撃つ! |
だから撃つのも簡単だ・・と思っていたらとんでもない。M16とは比べ物にならない強力なパンチ力で、体が後ろに持っていかれながら銃口が思い切り跳ね上がります。よくこんなモノをあどけない少年兵が扱っているなあ、と思わず冷や汗をかきました。もともと長距離射撃に向くような高精度の銃ではありませんが、皮肉なことに今回の射撃結果では、AK-47はM16をはるかに上回る高得点でした。 ◇ レミントン M870 ◇ トリはやっぱりショットガン。今回はレミントンM870という、これまた半世紀に渡って900万挺以上生産されたという名銃です。レミントン・アームズ社はウィンチェスターと並び、ライフルやショットガン、弾薬などを製造する米国の銃器メーカーです。M870はポンプアクション式ショットガンで、狩猟はもちろん警察用のライアット・ガン(暴徒鎮圧用ガン)としても使われます。また、その作動の信頼性や耐久性から、改造型のM870 Mk1が米海兵隊に採用されています。 |
レミントン M870 | マウスポインタを置くと画像が切り替ります |
ぶっとい12ゲージのショットシェル(散弾)を使用する無骨な姿・・。昔インドに行った時、とある銀行に入ったところ、この手のポンプアクション式ショットガンを肩に担いだ人が警備をしていました。その姿は迫力・説得力ともに十分で、これではとても銀行を襲おうなどと考える人はいないでしょう。さて、実際に撃ってみます。散弾でこの距離、しかも止まっているターゲットです。凄まじい轟音と強烈な反動とともに、ターゲット・ペーパーは文字通りハチの巣状態になり、一部大穴が空いてどこかに吹っ飛んでしまいました。 |
すっかり満足してガン・クラブを後にすると、ニョーボ河野は近くの足つぼマッサージに行き、ダンナ河野はもううす暗くなりはじめましたが、せっかくだからワイキキビーチに泳ぎに行くことにしました。 つづく |
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