ケアンズ旅日記 その5
2月14日(月)
ケアンズで遊べる最後の一日。今日の朝食もホテルから徒歩1分のカフェ『』。三日連続の遊び疲れか久々の太陽のせいか、あまり食欲の無い私たちは二人でトーストを一つだけ頼むことに。『カフェラテと、カフェオレ・トーストを蜂蜜で。ベーコンを添えて。』という旦那のセリフ。ところが最後のベーコンがなかなか通じない。ちょっとした問答があってまた、『ハニー??』と聞かれ『Yes.』支払を済ませ、番号札をもらい、通沿いの席へ。
さて、そんな私たちの目の前に運ばれてきたのは薄切りのトーストとセサミのかかった大きなベーグル。どうも、オーダーのときに上手く伝わらなかったらしい。じっと見ていても仕方ないので、出てきたベーグルをかじってみると、美味しい!!結局全部平らげてしまった。
本日の予定は乗馬&お土産購入。本当はバギーもやってみたかったんだけど、時間の都合上、次回のお楽しみとしておきましょう。で、例のごとくお迎えのバスがやってきて、目的地までと運んでくれる。が、今回ちょっと違ったのはお迎えのバスの中にいたのは二人とも外国人さんで、日本語がまったく通じないって事…。次々と拾っていく人たちも半分以上が外国人さん(陽気なイタリアン)で…。ちょっとだけ不安になりつつ、バスに揺られて、到着したのは広い牧場。車窓から見える馬に興味津々でバスを降りると、迎えてくれたのはサッカーの『三浦和良』似のお兄さんを始めとした日本人スタッフ。彼らがツアーに同行してくれると知って一安心。旦那様が支払をしている間に用意されていた紅茶を入れて手作りの素朴なケーキを頂く。
腹ごしらえも出来たところで、ヘルメットをかぶって馬場へ向かう。順番でそれぞれにあった馬が連れてこられる。最初にやってきたのは一際大きな白い馬。勿論それに乗る人も180cmをゆうに超える大きなお兄さん。面白いのはその人の連れのお姉さんは150cmに満たない小さな可愛い人。言うまでもなく連れてきたのは小さく綺麗な栗毛。どんどん周りの人は馬に乗っていくのになかなか乗れない私たち二人…。『馬がおらんくなる』(そんなはずはないんだけど)と、やきもきしているとやっと旦那の下に1頭の大きな馬がつれてこられる。初めての乗馬に戸惑いながらも何とか馬上へ。勿論そんな姿を激写。そうこうしているうちにやった私の所にやってきたのは『ジュニア』という名の牝馬。つれてきてくれたインストラクターの恋人らしい!?
とにかく初乗馬。輪踏みに足を乗せて、思い切り良く弾みをつける。颯爽と(?)馬に跨り(イメージ通りに行っていたかどうかは別だけど…)簡単なレッスンを受ける。坂を昇るとき・降りるとき・左右に曲がるとき・停めるとき。本当にあっという間に終わってしまった。こんなもんで良いのだろうかと思っていると、馬同士の相性にあわせて隊列が組まれ、皆で一列になって馬場を出る事に。『ジュニア』は賢い子だったようでつたない私の指示にもしっかり従ってくれて、いい感じで初乗馬はスタート。牧場内を少し歩くとすぐに山の中へと入っていく。 勿論いつも馬達が通っているからある程度の道は出来てるんだけど、あくまで獣道といった感じ。木と木の間を馬で分け入っていく。日本だったら考えられない光景だけど、初めて馬に乗った人たちがちょっとした崖なんて所を馬で昇ったり降りたりしてるんだから、あらためて馬達の賢さに脱帽。まあ、とは言っても途中で草を食べだしたり、道草を食ったりする馬もいたのだけれど…。
一時間も歩いた頃にちょっとした広場に出てきた。それぞれ手綱を樹に結えて下馬したら、スタッフが用意してくれていた飲み物で喉の渇きを潤す。暑い暑いケアンズでは何より水が美味しい。
10分程度の休憩の後、再び乗馬して森の中へ。彼方此方へと遊びに行っていた、旦那様の馬もようやく落ち着いたのか隊列を乱すことなく歩いている。(どうも始めは手綱が長すぎたらしい。)途中、前日の雨で出来たぬかるみにはまって馬がスリップ、おばちゃんが落馬するなんていうハプニングもあったけど、皆大きな怪我も無く終了。
用意されていたハンバーガー(ラフティングのときみたいに好きなものを挿んで食べる方式。もちろんサイズはBIG!!)を手に馬場を見ながらのんびりと昼食。一日コースにしてたら良かったと思う私と、やっぱり思い通りに動かせるバギーの方が良かったと思っている旦那はまた来ようねという意見だけは一致して、ケアンズの町へと戻る事に。
さて、自由に動ける最終日。昼からの予定はお土産購入。お腹も一杯になってる事だし、早速町を探訪。ゴルフ好きの旦那父にはポロシャツを購入。それから、ケアンズの町でよく見かけた缶ホルダー(暑い暑いケアンズでは缶ビールがすぐに生ぬるくなってしまうので、ダイビングスーツと同じ生地で作られた保冷用のものが手頃な値段で売ってある。しかも結構可愛かったりする。)をまとめて購入。さらにキュランダで買い出せなかったキュランダ特製のTシャツを探し回って何とかGET!
さすが疲れが出たのか不機嫌になりだした旦那の主張で小休止。旦那お気に入りの「ラトル&ハム」にアイスコーヒーを飲みに行く事に。
残りのお土産をナイトマーケットのTシャツに決めたので、残るは職場etcへのお菓子だけ。
お土産のお菓子を買うべくスーパーへと急ぐ。するとお土産コーナーにはマカダミアナッツチョコをはじめにたくさんの品々が。既に一つお土産店で買ってしまったものもあって、ちょっとだけブルーになりながらも格安のチョコレートなどを手に、お土産代が浮いたとホクホクの二人。なんと言っても土産屋で買えば一つ数百円はくだらないTIMTAMが一つ1$60¢!!勿論大量に購入。それに小さなビンに入った各種ジャムは3つで2$。まとめて買えば少しお安くなるお得物件(前日の学習が効いているわけです。)。指定の袋に3個ずつ入れて、これまたまとめて21個。足りないといけないからと、少しずつ余分に購入して、それでも予定の半額以下!!!やっぱりスーパーが一番だね。
さて、お土産探しの間についでにスーパー中をのんびり探索。ビーフコンソメでおなじみのマギー製の袋ラーメンが!!ビーフとチキンを一つづつ籠に入れて、さらに探索。次に発見したのがキドニーパイの缶詰!結構重いので購入は見送り、その代わりに正方形のクレープのようなもの(後日色々巻いて食べてみたけど,結構美味しかった。)をほおりこんでお会計。
二人で両手に大きなスーパーの袋を抱えて、裏からの近道を通ってお部屋へ。シャワーを浴びて、半日歩いてくたくたの足を伸ばす。夕飯には少し早いものの小腹がすいたと、買ったばかりのラーメンをがさごそと作り始める。袋に書いてある通り、軽く砕いて、お湯とともに電子レンジで2分間。あっという間にヌードルスープの出来上がり。フォークでもってつついてみるとなんだか懐かしい味…。
そうこうしているうちにあっという間にディナータイム。今夜の夕飯はエスプラネードの中華屋に決定。意気揚揚とロビーに出ると、ケアンズについて二度目の雨音を耳にして・・・・・。外は大雨。これこそスコールといった風情。どうしようかと思案したものの、とりあえず屋根のある通路に沿って、お店を目指す。交差点まで来たものの交差点では屋根がない!!あっちにうろうろこっちにうろうろ。かといっていつものカフェで夕飯にするにはあまりに寂しすぎるので、心を決めて雨の横断歩道を駆け抜けてエスプラネードのメイン通りに。ここから次の交差点まではまた屋根があるんだけど、そこから先はまた土砂降り。結局、ナイトマーケットでお土産見ている間に止むかな??という事で、残りのお土産を物色にマーケット内へ。前に会ったお店のお姉ちゃんと再びお話をしたりしつつ、マーケット内をまわって、ある程度目星をつけたら、外に出てみる。するともう雨はすっかり上がっていて予定より1時間おくれで夕食場所に到着。
中国人のオーナーが経営するそのお店には、思いの他日本人スタッフが多くてちょっとびっくり。残ったら持ち帰れるから。と聞いて、チャーハンと海鮮たん麺。鴨とマッシュルームの牡蠣油煮をチョイス。出てきた料理の数々は確かに美味。山盛の料理をなんだかんだいいながらもしっかり平らげて、ご馳走様。
お腹も一杯になって最後の買い物はやっぱりナイトマーケット。先にチェックしていた手書きのTシャツを購入。実際にそのTシャツを作っているおばちゃんが売っているお名前入れます。って所。姉の土産とサイズを調べているとCan I help you? Present? To my sister。So slender等々片言英語で会話をして、ぴったりの一着をGET!!
それから、旦那へのバレンタインプレゼントにネクタイを買って、父母用にTシャツを購入。旦那母へは可愛いフォトフレーム。さて帰ろうかと、足を出口に向けたところで、突然の破裂音!!確かに前日にも聞いた爆発音で、何事かと思えば爆竹を鳴らしながら、踊る、中華風な獅子舞。なるほど中国の旧正月な訳だ。いいもの見れたね。とちょっと得した気分で、部屋に戻り山のようなお土産をスーツケースに詰め込んで。
明日の朝に備えてオヤスミナサイ。
2月15日(土)
さてさて、ケアンズ最後の食事はやはり、ホテルのすぐとなりのカフェ。オーダーもトーストとベーグルをhoneyで。ボールのような大きなカップに入ったカフェオレともはや定番になったアイスコーヒー。オーダーもスムーズに朝食を済ませ、時計を見るとお迎えまではまだまだ時間がありそう。チェックアウトはギリギリにするとして、財布に残った小銭を消費にスーパーへ行く事に。
残りのお金を考えながらTIMTAMを追加購入。さらにマカダミアナッツを買って。残ったのは後少し。意気揚揚と部屋に戻って荷物を確認。余裕を持ってロビーへ。
チェックアウトにフロントに行くと貸金庫の使用料の支払が。別に高い訳じゃなかったんだけど、しっかり小銭を消費してしまったため、この旅初めてのカード使用。
予定時間を少し過ぎた頃、お迎えのバスがやってきた。荷物を預けてバスに乗り込む。その後何件かホテルを回り空港へ。
空港で簡単に説明を受け、窓口へと向かう。窓際の席を二つとって搭乗口へ。免税商品が何もない私達はチェックを受ける事もなくロビーへ。
ロビーの奥には日本語でうどんとかかれたお店があってなぜかBGMは北島三郎…。それはいいとして、いくつかある免税店に入り、のんびりと眺める。と、VBのTシャツが。日本円が使えると聞き、何枚買うのかと突っ込まれながらも、ついつい購入。ただし、おつりはA$でくる訳で・・・・。という訳で、再び小銭消費のためにお土産を物色する事に。疲れたから座ってる。という旦那をソファーに残して、一人免税店へ再入店。こっそり旦那へのお土産でも買おうかなって考えたものの、結局、試行錯誤のすえ購入したのは。オーストラリアの缶ビール(VB.FOURSTARS)とマカダミアナッツの缶詰を一つづつ。で、残りの小銭は5セント硬貨一枚だけ。搭乗案内のアナウンスに慌ててゲートに向かうと旦那の姿発見。二人揃って飛行機へ。(ロビーにあった大きなゴミ箱とその上のある肉魚etcに大きな×マークのついた看板。持込が禁止なのか持出しが禁止なのか??かばんの中のハムの処遇に悩みながらも、ま、いいかとそのまま搭乗たんだけど、良かったのかな??)
席についてみると、羽の近くではあるものの、窓の外はしっかりと見えるので、空からの景色を楽しみに。フライトの瞬間を待つ事に。
ケアンズを後にした飛行機が安定した頃、日本語スタッフのお飲み物は??の声に、迷うことなくVBを戴いて、結局持ち込んだ冷蔵庫に残っていたハム(未開封)と配られたピーナッツを肴に一人悦にはいる私。眼下に広がるグリーンバリアリーフを見ながらのビールは最高。
帰りのフライトは窓の外を見ている間にあっという間に過ぎていって、うつらうつらとした頃には関空に到着。
日本について食べたおうどんがやっぱり美味しかった…。初海外が、また行こうねって言える旅行で本当に良かった。次はバリです!!
後日
何かあるたびに『ケアンズに行こう』と言う旦那。ケアンズが気に入ったのか、仕事しなくていいのが嬉しいのか。まあこれで、海外にも行きやすいというもの。。。
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