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海外挙式&旅行体験記

VOL.5 再登場!!齋藤様ご夫妻のお船日記

私の主人は外航船の航海士です。主人の会社には家族便乗が出来る制度があり、5月24日から6月21日の間、私も乗船させてもらいました。私が乗船させてもらった船はガスを運ぶ全長275m以上もある大きな船です。(タイタニックよりも大きい船とか。)乗組員は日本人18名、フィリピンクルー20名くらいでした。この時の航海は16日かけてオーストラリアに行き、1日で荷物を下ろして、10日かけて日本に戻るという航海で、2泊26日という船旅なだけあって、一ヶ月のほとんどを船の上で送る生活をしていました。

とても大きい船なのだ!

主人の勤務内容は簡単に言うと、AM0:00〜4:00、PM12:00〜16:00までが船の運転をする時間で、その間は私もブリッジで主人の仕事ぶりを見学していました。船が動き出し外海に出ると、そこは海と空がずっと広がっていました。航海中はラッキーなことに、イルカ、鯨、サメ、亀を見ることが出来ました。水族館でなく、海にいるイルカ…。何か、とても感動しました。私が最も感動したのは夜の海です。映画「タイタニック」のオープニングであった夜の海。プラネタリウムの様な夜空。あれは本当でした。もちろん、船の先端でタイタニックごっこもしてみたのですが、やはり動いている船でやってみると空を飛ぶ(?)。何となく分かったような気がしました。  

航海中とても驚いたのが、「海賊対策」でした。(海賊というとドクロマークにフラッグ船長、そしてアニメと言うイメージが私は強かったのですが、実際はそんな可愛いものではないらしく、本当の海賊は改造した船に、銃を持ち船に乗り込んでくるそうです)。インドネシアの海上には、そんな危険が多いらしく夕方を過ぎると居住区はカギがかけられてしまいます。船もいつもよりもライトが増え、視界が広がるように、周りを明るく照らします。私が乗船している間も、他の海で海賊が出たとのニュースが入り決して人ごとではありませんでした。

お仕事中なのです!

乗船中は船長のご好意により、船の操縦方法を教えてもらいました。「面舵いっぱーい!」などとは、やって無く、船長には髭もパイプもありませんでした(笑)。船長のイメージを覆す、とっても、かっこいいステキな船長でした.今回の乗船させてもらった船は客船ではないので、遊ぶものとか、観光するものとか、特に娯楽ってなかったのですが、そこら辺にあるもの全てが初めて見るものばかりで、空の色、海の色、全てが大発見の毎日でした。本当に貴重な体験をさせてもらいました。

船での旅行…。また行きたいです。(今回、主人はずっと仕事していたので、次回はプライベートで。)次回は客船、また、乗せてもらいたいと思います。


<2001年 外航船の旅>
〜福岡市城南区在住 齋藤様ご夫妻〜

  

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