旅日記 Vol.72～ハネムーン

７日間の新婚旅行で、モルディブに行ってきました。往路は羽田深夜発の飛行機で、翌日昼にモルディブに到着。マーレで一泊する必要もなく、リゾートを満喫できて正解でした。シンガポールからマーレ行きの飛行機の中で出されたケーキもおいしかったです。

宿泊したのはコンラッド・モルディブ・ランガリ・アイランド・ホテル。何といってもロケーションが最高でした。


マーレからコンラッドまでは、水上飛行機で移動。

ふたつの島にまたがっているリゾートでしたので、移動は主にバギーかドーニと呼ばれる小型の船でした。
この乗り物も、リゾート気分を盛り上げてくれる良い演出に思えます。


ドーニでは、ゲストもスタッフも資材もすべて一緒に運ばれます。

従業員の方も愛想がよく、つたない英語でもちゃんと対応してくれました。また、空港、レセプション、ダイビングセンターそれぞれに、日本人スタッフがいるのも心強いです。

新婚旅行でモルディブに行ったという友人の助言で日本から水を持って行きましたが、その必要はまったくありませんでした。毎日のベッドメイクの際にペットボトルのミネラルウォーター（1L程度x人数分）を置いて行ってくれるため、逆に飲みきれないほどでした。また、至るところ（空港からリゾートへの飛行機、スパ、アクティビティなど）でも水や飲み物を配ってくれるため、飲み物に関してはなんの心配もありませんでした。レセプションにて両替も快く応じてもらえたので、大変助かりました。


コンラッドのレセプション近くの景色です。

その他、10年ほど前のスマトラ沖地震の津波被害以来、日本人観光客がほとんど来ないそうです。私たちが滞在した間も見かけた日本人は4組程度でした。海外に行ってまで日本人に会いたくないという人には向いているのかもしれません。現在は宿泊客の多くが某国人とのことで、いたるところで「だと思われる」人たちを見かけました。彼らは夜にかなり騒ぐらしいので、「うるさいかもしれません」みたいなことをスタッフの人から前置きされました（日本人以外のスタッフも同じ対応）。ただ、幸いにもそういうことはなかったので良かったです。水上飛行機の中やレストランでは、若干眉をひそめることはありましたが…


水上コテージ外観＆室内。

前半２泊、後半２泊で違う部屋に泊まりました。前半に泊まった水上コテージ（日本から予約したもの）は、２年前に改装したばかりで大変綺麗でした。部屋のサイズもちょうどよく、新婚旅行のように２人旅行に向いていると思います。また、毎日夕方にコテージから歩いてすぐのバーにて、無料でカクテルやソフトドリンクを楽しめました。コテージからすぐ海に入れますが、魚がほとんど泳いでおらず、シュノーケリングには向いていません。レストランへはバギーまたはドーニで移動します。散歩としてもちょうどいい距離でした。

後半２泊は現地でアップグレードした、スパ設備付きにしました。こちらは２人で泊まるには広すぎる＆多少老朽化が進んでいました。蛾もよく飛んでました。こちらも歩いてすぐのレストランで、夕方に紅茶と軽食を無料にて振舞っていました。コテージから少し泳いだだけで珊瑚と魚に出会えます。小型のサメやエイも見れました。レストランへは、バギーでの移動になります（ドーニはありません）。歩くと多少遠いです。

食事は朝と夜だけとりました。朝食はビュッフェで品数も多く、毎日通っても飽きませんでした。また、昼前まで食事をとれるので朝食というかブランチといった感じでした。


２日目の夕食、Mandhoo spa restaurant にて。

夕食は毎日違うレストランに行きました。初日は Atoll という、いつも朝食をとるレストランでのディナービュッフェで、宿泊費に含まれています）。２日目は Mandhoo spa restaurant での、特典のハネムーンディナー。３日目は Ithaa。４日目は Sunset restaurant で、これまたハネムーン特典なので、一人あたり70$程度の割引を受けられました。どこのレストランもそうでしたが、料理のボリュームがそれなりにありました。Sunset restaurant はコース料理ではなかったので、メニューから注文しましたが、２人用と書かれた料理でも日本なら４人くらいで食べるようなものもあり、スタッフも注文時に注意してくれればなと。


Sunset restaurant にて	Ithaa にて

３日目に行ったイター(Ithaa)は、コンラッドに宿泊するなら行っておいて損はないと思います。ネットで事前に調べていた情報では、批判的な意見（料金が高すぎる、料理が少ないなど）がほとんどだったので、私もあまり過度な期待はしていませんでした。確かに食事代はお高い（苦笑）ですが、レストラン入り口での記念写真や、ウェイティングルームでのウェルカムドリンク、スタッフによるレストランの説明、食事中も私たちとサメを一緒に写真に収めようと奮闘してくれたり、対応も良かったです。レストランの雰囲気はもちろん良かったですが、暗くなるとちょっと魚の姿が見えにくかったかなと。

イターはランチもやっているようなので、魚たちを眺めながら食事をと考えるなら昼がいいのかもしれません。食事は味、ボリューム共に満足できました。キャビアやフォアグラなど高級食材をふんだんに使っていました。食事の内容と場所代＋リゾートプライスを考えれば、払ってもいいかなと思える内容です。新婚旅行という一生に一度のイベントならば、予算が許す限り行くことをお勧めしたいです。食事をしたのは日本人デーでしたが、その日のゲストは私たちを含めて２組だけでした。他の日はもっと人が入っているようでした。

今回の新婚旅行は間違いなく一生の思い出に残るもので、大変満足しています。妻ともまた行きたいねという話をしています。またお世話になる際には宜しくお願い致します。

【編集部後記】今回の新婚旅行に行かれた小俣様より、モルディブでのお酒の飲み方について、貴重な現地情報をいただきましたので、以下にご紹介します。どうもありがとうございました！

＜ビール＞
銘柄は概ねタイガー、ハイネケン、カールスバーグだったはず…。どこのレストランでも価格はだいたい6～7$程度でした。日本でもBarでビールを飲めばこの程度はしますから、妥当な価格だと思います。少し大きめのビールグラスでしたが、量は1パイントもないと思います。

＜シャンパン＞
ボトル1本あたり数十$からありました。高いものでは500$以上するものも。ただ、ハネムーンディナーやイターなどではウェルカムドリンクとしてシャンパンがふるまわれますので、そこまで積極的に飲まないかもしれません。ハネムーンなら、水上コテージにもウェルカムシャンパンが1本置いてあります（720mlもなかったと思います）。

＜ワイン＞
どのレストランでも積極的に進められたのがワインでした。こちらも1本数十$からありましたが、相場は100$～300$だったと記憶しています。普段そんなにワインを飲まないので、スタッフの方にお勧めを聞きましたが、だいたいが100$～のものを勧められます。もちろん、私でも知っているような有名な銘柄や産地のものはビックリするくらい高いです。1000$以上とか。個人的な感覚ですが、辛口より甘口、白より赤の方が高めかなと思いました。シャンパンもワインもグラスでも頼めるみたいでしたが、メニューにはほとんどがボトルの価格しか書いてなかったと思います。

＜その他＞
他でもそうかもしれませんが、エビアンを選ぶとやっぱり高いです。銘柄を忘れてしまいましたが、ペットボトルや瓶ではなく、キャップ付きのプラスチックの入れ物に入ったお水が比較的安かった記憶があります。ただ、部屋に帰れば飲み水に困ることはないので、レストランではお酒かソフトドリンクを飲んだ方がいいかなと。ソフトドリンクは量やレストランにもよりますが、概ねビールよりちょっと安いといった程度です（朝食は生絞りオレンジジュースなど無料です）カクテルはメニューでちょっと見かけた程度なので記憶が曖昧ですが、十数$程度だったと思います。

ウィスキーも銘柄が豊富ですが、有名銘柄でしかも○○年ものみたいなものが多いので、シングルでも数十$程度します。ウィスキーは好きなのですが、価格を見て「帰りに免税店で買おう」と考え直しました（笑）。飲み物全般の価格帯は日本のちょっと洒落たBarでの価格が近いかなと思います。オールインクルーシブではないため、お酒をたくさん飲みたい！という方には少しハードルが高いかもしれませんが、下記を利用すればいいかなと。

１．ハッピーアワーを利用しまくる
カクテルやビールが無料や半額で何杯でも楽しめる。洒落たおつまみも出る。欠点はハッピーアワーの時間が短い（1時間くらい）ということ。ただ、ハッピーアワー終了10分前くらいでも注文に応じてくれますし、追い出されることもありません。

２．レストランでは飲み物をボトルで注文する
飲み残してもテイクアウトをお願いすれば快く応じてくれます。部屋に帰ってゆっくり飲んでもいいと思います。

３．船に乗るアクティビティの利用
クルージングなどは軽食や飲み物が出るアクティビティが多いです。イルカウォッチングは普通のコースが90$、ラグジュアリーコースが130$と40$程度の差額（人によって出せる出せないの分岐点ではあると思います）ですが、ラグジュアリーコースにするとクルージングのボートが大型のもので、中でシャンパンが飲み放題だったり、ちょっとした軽食が出たりと差額分を埋めてくれると思います。

＜最後に＞
レストランのメニューはiPadに保存したPDFで提供されます（食事、飲み物共に）。レストランによっては日本語メニューがある場合もありますので、スタッフに日本語メニューがあるか確認してもいいかもしれません。